2013年09月06日

萌木の国

所長から今森光彦の「萌木の国」という本を借りて読みました。
辰野美術館で開催されている今森さんの企画展に行って
たくさん書籍を購入したようで、そのうちの1冊をお借りした。



話は今森さんがついに雑木林を購入したところから始まります。

自分は「里山」と聞いても、どうやって作られて維持されているか
リアリティーを持って知っているわけではありません。

昭和30年ぐらいまでは、燃料として薪や炭を利用することが多く
人里に近い山は人間の生活に密着していた。
里山は人の生活のために、人によって作り出された風景。

そのあたりのことが、取材した人の言葉などで語られています。

40代の自分が生まれたころは、すでに化石燃料が主流になっていたので
想像つかないのも無理ないのか。

里山の美しさは今森さんの写真からもよくわかります。
その営みを実践しようという試みはとても興味深かった。

風景をつくるために人の手を入れたわけではなく
生活するために手を入れたことで美しくなるというのが
大切なところだとおもう。

それは自然と折り合いをつける方法を、長い年月をかけて
身につけてきたからできること。

長い歴史の中で、自然と折り合いをつけて生活していくのが
当たり前であった世代が自分の手前か、もう少し前の世代で
ぷっつりと終わってしまっている感じがします。
自分が知らないだけかもしれませんが。

学ばねばならないことがたくさんありそうです。


先日、仕事で辰野美術館に行く機会があり、
今森さんの企画展をちょっとのぞけるかなと
期待して行ったら・・

すでに企画展は終了していました。
残念。
  


Posted by SSD at 12:31Comments(0)心の設計図