諏訪総合設計株式会社のブログ

朝晩はまだ肌寒いですが、日中の気温はだいぶ上がってきました。
今日あたりは日差しも強いです。

先日、当社に予期せぬ来客がありました。
シジュウカラの親子がどこからか事務所の中に入り込んでしまいました。
窓はあるのですが、はめ殺しの窓が意外と多くて、明るい方に飛んでいっても、なかなか外に出ることができません。

設計室の照明も消して窓という窓を全開放。
なんとか頑張って自由の身になってください。

親鳥の方は、わりと簡単に出口を見つけて飛び立っていきました。
良かった良かった。
ところが、子供と思われる方がどこかに行ってしまいました。

しばらくすると天井裏から鳴き声が・・・
これは弱りました。どうしたものでしょう。
悩んでしばらくすると、どこからともなくまた出てきました！
よかった！
今度こそと思い、窓に向かって追ってやるのですが、うまく飛んでいってくれません。
飛び方も今ひとつです。
まだ、巣立って間もないんでしょうか。

多くの鳥は巣立ってからしばらくの間、親鳥の後について飛ぶことや餌のとり方を学んでいくようです。
仮免教習中といった感じでしょうか。



小鳥さんの方も疲れて事務所内片隅に止まって休んでいます。
そのままにしておくわけにもいかず、モップを持って飛ばせようと近づけると、
なんと、モップの上にチョンと乗るじゃないですか。
かわいいなあ。
そのまま、窓の外に出してあげました。
今度こそトーチャンカーチャンのところへ行くんだよと思ったら、いきなり事務所の中に向かって飛んで戻ってきました。
・・・せっかく外に出してやったのに、なんということでしょう。

再びモップを近づけると、同じようにチョンと乗りました。
そーっと外に出すと、今度は飛んできて網戸の外側にしがみつきました。
網戸に絡んだ爪をちょんちょんと突くと、今度こそ外に飛んでいきました。

事務所の窓は全開で、飛びそうな書類をみんなであちこち押えながらのちょっとした騒動でした。

窓を全開にしたせいか、たくさんの鳥の鳴き声がよく聞こえます。
みんな心配して寄ってきたんですかねえ。
とにかく無事に返すことができて良かったです。

今度は迷わないようにがんばってね！

  

当社が携わらせていただいた、
県工業技術総合センター精密・電子・航空技術部門（岡谷市）で
次世代高速通信モジュール評価棟（５Ｇラボ）の開所式が
昨日行われました。

当社、宮坂も出席させていただきました。
建設に携わった方々に改めて御礼申し上げます。
ありがとうございました。



建物は試験施設なので、
必要な条件を満たすように
各部の構造、仕上げに配慮しました。
シンプルな建物ですが、
場所ごとに必要条件が異なるので、
施工にも気を使っていただきました。
ありがとうございました。



電波的な暗室状態をつくるシールドルームや、
温湿度を一定に保ち
風の影響を与えないようにするように
天井からの染み出し空調を設置したりと、
技術を支える技術の世界を
垣間見た感じでした。




建築の世界にいると
意外と馴染みがなかったのですが、
地元の企業の方々が
同センターの試験施設を利用している様子を見ると、
この地域が精密の街、
ものづくりの街であることを実感します。

自分にとっても、
ものづくりの息吹を感じることができる
仕事になりました。
  

ここのところ、急に暖かくなってきました。
車中は暖かいを通り越して暑いくらいです。




横河川の土手の桜も一気に開花し始めました。
写真を撮ったのは岡谷東部中の脇あたりです。このあたりは3分から5分咲ぐらいに見えるのですが、諏訪湖の近くはほぼ満開です。

春ですね。
花粉症がなければ最高の季節なんですが・・・。
年度も変わって新たな気持でいい仕事ができるよう頑張りたいと思います。
  

弊社は下記日程にて年末年始休業とさせて頂きます。

令和3年12月29日（水）～令和4年1月4日（火）

本年も大変お世話になりました。
衷心より御礼申し上げます。

今年は僕自身いろいろとスキルUP出来た年となりました。
しかし、まだまだ「ひよっこ」、自分では無限の伸び代があると
思っています。
来年は資格取得と合わせ、さらなるスキルUPが出来るよう
頑張っていきたいと思っています。

資格があり、仕事も出来る人間になれるよう日々努力していきます。

皆様にとっても来年がとっても幸せな一年になりますよう心よりお祈り申し上げます。  

岡谷市の長野県工業技術総合センター精密・電子・航空技術部門の工事に携わらせていただいております。
新しい試験施設建設と既存建物部分の改修が同時に進行しています。
それぞれ別の請負業者が入っているため、相互で調整しながら工事を進めています。
関係される方々のご尽力に感謝いたします。

新設建物は現在、鉄骨工事の建方が進んでいるところです。



新設する建物の一番のポイントはＺＥＢ化した建物にすることにあります。
ＺＥＢはネット・ゼロ・エネルギー・ビルの略称で、環境省が推進している建築物のエネルギー消費性能の指標の一つになります。
建物のエネルギー消費量を決められた基準値の半分以下に削減（省エネ）して、その分のエネルギーをそこで作る（創エネ）することで、建物のエネルギー消費量を正味（ネット）でゼロにする、というものです。



完成すると県有施設で2番目のＺＥＢになります。
1番目も工業技術総合センターでした。


ＺＥＢの実現には初期費用（イニシャルコスト）の壁があります。
それを乗り越えるためにもＬＣＣ（ライフサイクルコスト）で考えることが大切と言われています。

また建物の省エネ化はコストの問題だけではないと感じているのは自分だけではないのではないかと思います。

10月31日からイギリスでＣＯＰ26が開催されています。
温室効果ガスの削減について話し合われています。
地球温暖化によって激甚災害が増えているのは、すでに実感されているところ。
大きく言えば地球と人間がバランスを取って共存できるかどうかの瀬戸際にいるということが実感できるかどうかではないかと思います。

新型コロナウイルスによるパンデミックは地球規模で物事を考えないと、結局自分自身にも降り掛かってくることを実感させてくれたのではないかと思います。
みんなで注意をはらい、拡大を防ぐことなしに収束させることができないもの。先進国だけでなく、全世界でワクチン接種を始め感染を抑える対策を講じないと、結局、対策を講じることができなかった地域からどんどん広がっていってしまうことになってしまいます。

地球温暖化も同じような状況にあります。
今回、こういった形で、ＺＥＢに携わることができているのは、本当にありがたいことだと思います。建築主の強い意向があってできることだと思います。

ＺＥＢに限らず、少しでも省エネ化を進めるために、ＬＣＣとしてのメリット、省エネ建物の心地よさを、使い手も作り手も実感できるような状況を設計の立場で作っていければと思いました。

工事が無事進んでいくよう、気を引き締めていきたいと思います。